• ホロスコープ・カウンセリング
  • 西洋占星学 通学講座
  • 西洋占星学 通信講座
  • タロット 通学講座
  • タロット 通信講座
  • ルネ研の無料メルマガ
2013年11月3日
vol.38「パワースポットを訪ねて ~伊勢神宮・別宮編~」

皆さんこんにちは! 魔女ガールナビゲーターの朝風かおるです。

さて、今回のコラムは伊勢神宮の参拝リポートの3回目。
別宮編をお送りいたします。

別宮(わけみや・べつぐう)とは伊勢神宮の別社のことで、
ご正宮に次いで尊いお宮とされています。
そして別宮は内宮、外宮の敷地内におまつりされているお宮と、
全く別の敷地におまつりされているお宮の2種類があるのです。
そのため後者は、自力で回らないといけないのですね。
(旅行プランによっては観光ルートに入っているのかも知れないですが、
駐車場がそう広くないので、バスで回るのは難しいと思います)

さて、その別宮のうち、今回は
内宮、外宮のご近所にある3社
「豊受大神宮別宮 月夜見宮」(外宮の別宮)
「皇大神宮別宮 倭姫宮」(内宮の別宮)
「皇大神宮別宮 月読宮」(内宮の別宮)
に参拝したときのリポートをしたいと思います。

◇◆◇◆◇

月夜見宮(つきよみのみや)は外宮を出て、
300mほど歩いた場所にあります。
やはりここまで回る参拝者は少ないのか、
内宮、外宮と違って人気もなく、ひっそりとしていました。
ご近所にある普通の神社に近い雰囲気でしたが、
より敷地が広く、
内宮・外宮にある他の別宮と同じように古式ゆかしい社殿。
伊勢神宮の別社としての格式を感じるたたずまいでしたよ。

ご祭神は天照大神の弟神、月読尊(つきよみのみこと)。
内宮の別宮である月読宮と同じご祭神なのですが、
こちらでは「月夜見尊」と文字を改めています。
全くの個人的感想ですが、
「月夜見尊」とは夜の月の美しさを象徴したお名前なのかな、と感じました。

◇◆◇◆◇

続いて倭姫宮(やまとひめのみや)です。
このお宮は伊勢神宮のお宮の中でも、
比較的歴史の浅いお宮だそうです。
そのせいでしょうか、他の別宮よりも明るい雰囲気に感じました。
坂になった場所にあるため少しアップダウンがあり、
軽いお散歩にぴったり。
神社に詣でながら健康づくりにも励めるなんて、
ご近所の方がうらやましいです(笑)。

ご祭神は倭姫命(やまとひめのみこと)。
この方はもともと垂仁天皇の皇女で、
一生を神に仕える巫女王・斎宮だったそうです。
天照大神のお告げに従い、大神のご在所を求めて諸国をさすらった末、
現在の地を発見しておまつりした、と伝えられています。
いわば、伊勢神宮の功労者なのですね。

◇◆◇◆◇

最後は月読宮(つきよみのみや)です。
こちらは別宮の中でも格別大きいようで、
社殿が3つもありました。
おまつりされているのは月読尊のほかに
伊邪那岐尊、伊邪那美尊の二柱だそうです。
敷地も大きくて、木の生い茂る参道を歩くと
ちょっとした森というか、公園のようでした。

雰囲気は一番重々しく、また参拝者も
先の二社よりも見かけましたね。

こちらのご祭神は前述のとおり、月読尊。
そして伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)、
伊邪那美尊(いざなみのみこと)です。

月は規則正しく満ち欠けを繰り返します。
そのため月は暦の基礎、また不老不死の象徴とされていました。
また暦に関係のある農耕や、占いも
月読尊が司るとされています。

伊邪那岐尊、伊邪那美尊は日本創世神話に登場する夫婦神。
人間や神々の誕生の起源、死の起源であり、
二元論(陰陽)の象徴のような神様です。
「無から有を生み出す」というところから、
産業や商売の繁盛、夫婦円満を司るそうです。

◇◆◇◆◇

駆け足でリポートしてしまいましたが、
別宮もじっくり回ると、楽しい発見があります。
また、ご正宮より身近な雰囲気があるので、
現実的な願い事がしやすい印象でした。

皆さん、伊勢神宮にご参拝の際は、
ご正宮だけでなく別宮も参拝してくださいね。

それでは次回をお楽しみに!