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2017年12月3日
vol.39「運とは ~ルネ先生の金言~」朝風かおる

皆さんこんにちは。朝風かおるです。

この原稿を書いている11月は、
師匠のルネ・ヴァン・ダール・ワタナベが 逝去した月。
そのせいでしょうか、
最近折に触れてはルネ先生の言葉を思い出し、
意味を考えたり、改めてかみ締めたりしています。

最近よく思い出すのは、
「船に乗りたければ船着き場へ行け」。
これはルネ先生が運気の使い方について語った一言です。

例えば恋のお相手が欲しい方を鑑定していて、
恋愛運が高まっているとします。
そこで「恋愛運が高まっていますね」と伝えたとしても、
アドバイスを受けた人が
恋愛をゲットするアクションを取らなかったら、
せっかくの運が活かせません。

例え運気が最高潮の時期でも、
「アパートに引きこもってゲームしていたら、
恋人候補が空から降ってきた」
なんてことは、常識で考えてあり得ない話です。
(実際にあったら運の問題以前に、
そのお住まいのほうに問題ありということになってしまいます……。)

恋人が欲しければ、無駄足になっても多少面倒でも、
イベントや飲み会に足を運ぶ。
そこに同性しかいないのなら、恋をしたいことをアピールして
紹介をお願いする。

連絡先交換にこぎつけてからも、
相手と会う機会を作って共通点を探したり、
知らないことがあればネットで知識を得たり。
赤の他人から親しくなろうとするのですから、
最低でもこのくらいの下準備と努力は必要です。

成功における運という要素の割合は結構侮れません。
例えばオリンピックの金メダルを取るには、
紙一重の実力差を運が埋めてくれるため、
大きな影響を及ぼすと言われています。
しかし、運は具体的行動を後押しする要素のひとつであって、
それ以上ではありません。
成功を手にするため毎日必死に努力したその先で、
運が結果に作用するのです。

先ほどのオリンピック選手の例で言えば、
もともと運が良い選手がいたとしても、
運に頼って練習をおろそかにしたら、
メダルどころか表彰台にも上がれないかもしれない。
運と言うものはそれほどに曖昧、
それでいて強力な要素と言えるでしょう。

運気が高まっているとき、その運を活かしたいと意志し、
具体的行動がとれるか?
逆に、目指す目標があるときに運気の動きを知ったら、
その運気を追い風にできるよう、機転を利かせられるかどうか?
運気を活かせるどうかの分かれ目はここにある。
ルネ先生は講座でも雑誌原稿でも、
このようなことを教えてくれました。

私達星読みは星の位置から啓示を読み、
運気の流れを読んで、 ご相談者に伝えています。
雑誌に掲載している運気も同じくで、
その星座生まれの方が幸運を掴み、
充実して過ごせるよう願いながら書いています。
でもその啓示をどう活かすか、活かせるかどうかは、
ご相談者や読者しだい。

運任せでもなく、さりとて運を迷信扱いにしてバカにすることなく、
実力を伸ばし、運を上手に乗りこなしながら過ごしましょう。
よりよい毎日を過ごすために、ぜひ星の啓示を活かしてください。