- 2010年5月12日
- vol.03「魔女ガールにおススメのパワースポット~東京庭園美術館」
-
南西のパワースポットには、何があるでしょうか。
方位盤を覗いてみると、現在の東京都庭園美術館にあたります。
東京都庭園美術館は、昭和8年に完成した旧朝霞宮邸(あさかのみやてい)
の跡地が都民に開かれ、公園となっています。
アクセスとしては、JR山手線「目黒駅」、
都営地下鉄三田線・東京メトロ南北線「白金台駅」より徒歩6分~7分ほどです。朝霞宮邸は、当時のアールデコ様式の粋(すい)を集めた建築物で、
今日でもアールデコ美術の結集した美術館として国内ばかりでなく、
海外にもその名を馳せています。
元宮邸の門を入ると、そこからすでに次元が変わったような凛とした
雰囲気が胸に迫り、はからずも精神の高揚を感じずにはいられません。精神の浄化と高揚は、四大エレメンツの「火」の象意(しょうい)です。
門から美術館(朝霞宮邸)へのアプローチを進むにつれて、
高揚感はますます高まり、深呼吸をすると森林の英気が
胸の奥深くに入ってくるのが感じられるでしょう。
まさにパワーをじかに感じられるスポットです。
時間があればぜひ館内を一巡し、アールデコ美術のすばらしさを鑑賞するとともに、
戦前の華やかな日本の一面を体験するのもよいと思います。さらに歩を進めて中庭に出ると、さまざまな珍しい木々に交じって、
ひと際目立つ大木があります。
ここは、神社仏閣ではないので、神木(しんぼく)とは言えませんが、
まさにその風格充分な大木です。
根を踏まぬように十分注意して、そばまで近づくと
樹齢数百年の生命力をパワーとして吸収することができると思います。今回は南西の地に一般の入場可能な東京都庭園美術館を
パワースポットとして選定しましたが、実は江戸時代の古地図を見ると、
あろうことか隣接して、あの増上寺があったことが伺え、
びっくりさせられます。やはり、この地は徳川家が鬼門として、抑えるに足るパワースポットなのです。
当然のことながら、根津と同様、白金のこのあたりも戦災から免れています。すがすがしい心持ちで、庭園美術館をあとにし、
次のパワースポットへ足を延ばしてみましょう。