- 2013年8月23日
- vol.36「パワースポットを訪ねて ~伊勢神宮・外宮編~」
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皆さんこんにちは! 魔女ガールナビゲーターの朝風かおるです。
さて、今回のコラムから数回に渡り、
三重県伊勢市にある伊勢神宮の参拝リポートをお送りいたします。伊勢神宮といえば今年の10月、
式年遷宮のメインイベントがあることで話題ですよね。
(式年遷宮の行事自体は、平成17年から始まっています)
そのため「この機会に参拝を」と考える方々が多いようですが、
このたび機会に恵まれたので、行ってまいりました!さて、皆さんは
伊勢神宮に参拝する際の正式な作法ってご存知ですか?
天照大神が鎮座する関係からか
内宮(ないくう)の参拝だけで済ませる方が多いようですが、
豊受大神が鎮座する外宮(げくう)から参拝し、
内宮に進むのが本来なのだそうですよ。そんなわけで、私も作法にのっとり
まず外宮からご参拝させていただきました。余談ですが、もっと昔には
二見興玉神社(夫婦岩のある神社)にて禊をし、
外宮に向かうのが正式だったそうです。
そのためか、現在でも式年遷宮の行事に参加する方々は、
二見興玉神社にてお祓いを受け、神事に臨むそうです。これから参拝を控えている皆さん、
時間に余裕があるなら、内宮ご参拝の前に
この二社へ参拝なさってみてはいかがでしょうか?外宮に到着したときは、ジリジリと日差しが照りつける炎天下。
天照大神さまの威力がとても強い時間でありました(苦笑)。
当日はお盆休み前ということもあって
参拝客が少なかったようですが、混雑はしていました。外宮に到着したときは、ジリジリと日差しが照りつける炎天下。
天照大神さまの威力がとても強い時間でありました(苦笑)。
当日はお盆休み前ということもあって
参拝客が少なかったようですが、混雑はしていました。参拝を控えた方々に混じり、
境内入り口にてお手水を済ませ、ご正宮に向かいます。最初に見えた鳥居は、式年遷宮のため既に新しくなっていました。
鳥居の前で「失礼します」と一礼してから境内に入ります。
実はこれ、神様のご在所に入るための心遣いなのですが、
ご参拝の皆さんがしっかり実行されているのに驚きました。
きっと参拝に先駆けて、作法を学んでいらっしゃるのでしょうね。ちなみにこの作法は、
地元の神社でも実行されると良いですよ。
神様に自分の存在をよく覚えてもらえます。ご正宮までの参道は内宮ほど遠くなく、
温かみの中に凛とした空気が漂っています。
ご正宮参拝の後は新御敷地(しんみしきち)を参るのが礼儀と伺っていたのですが、
今年は式年遷宮ということで 新御敷地には囲いがなされていて、
参拝はかないませんでした。
囲いの上からは、新しい御社の屋根が少しだけ見えましたよ。また、ご参拝した際に特別参拝を行っている方々も見かけました。
初めて神宮を訪れたため当日は知らなかったのですが、
御垣内参拝(みかきうちさんぱい)と言うのだそうです。
通常参拝を行う御張(白絹の布)の外側からではなく、
敷地の内側に入らせてもらって参拝するものです。調べたところ、この特別参拝も
式年遷宮に関連して行われているようで、
内宮でも外宮でも参拝できるとのことでした。
御垣内参拝については、手続きや参拝時の服装準備が必要です。
ご興味のある方は調べてみてくださいね。ご正宮での参拝を終えた後、別宮(わけみや)の方向を見ると、
石の周りに注連縄を張ってある場所を発見。
多くの人が手をかざしていました。
私も注連縄近くに手をかざすと何やら温かい感じが……。
後日、この石は「三つ石」と呼ばれるパワースポットと判明。三つ石は正式には「川原祓所」と言い、
式年遷宮の際に神宮祭主や奉仕員を
祓い清める場所だそうです。
あの温もりは厄を祓うパワー なのでしょうか?
ご存知の方がいらしたら、 教えてくださいませ。三つ石の奥には一枚岩の石橋・亀石があり
(亀石もパワースポットだそうです)、
3つの別宮へと続きます。外宮にお祭りされている別宮は、
多賀宮、土宮、風宮と呼ばれております。
多賀宮(たかのみや)は外宮ご正宮にお祭りされている
豊受大神の荒御魂をお祭りしており、
土宮(つちのみや)は外宮のある土地の神様を、
風宮(かぜのみや)はかつて元寇の際に神風を吹かせて日本を守った
風の神様をお祭りしています。多賀宮⇒土宮⇒風宮の順で参拝すると良いと聞き、
まず多賀宮を目指したのですが、長い坂道を登るのにもかかわらず
お宮の前には参拝客がいっぱい!
列に並び、時間をかけてご参拝したのでした。
ちなみに、多賀宮は新しい御社が建立されていましたが、
土宮、風宮はありませんでした。式年遷宮では別宮も順次御社を建立し、お移りいただくのですね。
本当に一大プロジェクトなんだと感心してしまいました。伊勢神宮・外宮の主祭神は豊受大神(とようけのおおかみ)。
内宮にまします天照大神の、お食事を司る神様だそうです。
食という生活面を司ることから、生活全般に関わる災難除け、
また現実面でのサポートにお力を貸していただけるそうですよ。現実面での願いに携わる神様だからでしょうか、
後にご紹介する内宮よりも凛とした空気が漂う場所でした。次回は内宮でのご参拝をリポートしたいと思います。
お楽しみに!