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2014年12月27日
vol.04「この年の瀬に、土星の話」モナ・カサンドラ

皆様、お元気でいらっしゃいますか? モナです。
流星カフェのバトンをもらい、何か楽しいお話を書きたいなぁ、
と思っていたのですが、土星のお話をさせて頂きます。

土星は、占星術では「試練」を示すといわれる星。
“楽しい”とは、ちょっと遠い星ですが、仕方がないのです。
なぜなら、土星はつい最近、約2年滞在していた蠍座から
射手座へと移動したのです!!

占いに携わっている以上、今、この時期に
この話題を避けて通ることはできません!

そもそも土星というのはどんな星かといいますと、
まず、出てくるのは「試練」「忍耐」といったキーワード。
当研究所で「西洋占星術」を学ぶ皆さんに使って頂くテキストにも
節制 統制 勤勉 責任 忍耐 正確 努力 倹約 貪欲 拘束 抑圧 ガンコ 臆病
猜疑心 冷酷 無感動 愚鈍 伝統 時間 孤独 野心 ストイック 縮小 制限 試練
やり抜く力

といったキーワードが並びます。

「縮小」を示すことから「拡大」を示す木星と対比されることも多い星です。
木星が幸運を携えてやってきてくれるのに比べ、
土星は試練をもたらしますから両手を広げてWelcome!! という気分にはなかなかなれず、
西洋占星術をよく知る射手座さん達は、
幸運の星・木星が現在、吉角をとっているにも関わらず、
少し前から土星の訪れに戦々恐々といった面持ちでした。

確かに「土星」が自分の星座にやってくると、
いろいろなことに向き合わなければならないから大変です。
射手座さんだけでなく、角度の関係で、双子座さん、乙女座さん、魚座さんも
これから“大変な組”に入ってきます。

でも、星は必ず巡るので、
今はこれら4つの星座の方にやってきている試練は、
ほんの少し前までは、
蠍座、牡牛座、獅子座、水瓶座さんのところで起こっていました。
そして来年、土星は再び一時的にですが、蠍座に戻ります。
それから再び射手座へと移動するわけですが、
さらに先を見れば、
2017年にはその射手座も後にして、
さらに次の星座である山羊座へと移動します。

そう、星のもたらす影響は、
誰もが、どこかのタイミングで受け入れなければならないもの。
巡り巡ってやってくる試練、幸運、
何がやってくるにしても必ず予兆があります。
うれしいことも、苦しいことも
自分のところに巡ってくるものをしっかり受け止めてください。
それが星を用いた何よりの開運法です。

さて、土星は楽をさせてくれない星ですから、
厳しい角度をとる期間は大変です。
その変わり、その厳しい「試練」に耐え克服した人には
「達成感」や「本物の実力」、引いては「成功」を与えてくれます。

また、土星が星座の境を行ったり来たりする年は、
世の中が落ち着かず、いろいろ問題が起きてきます。
水面下に隠れていた問題がクローズアップされ、
浮き上がってくることもあるでしょう。

2015年は射手座に移動した土星が蠍座に戻り、また射手座に移動しますから、
一度決まったことがひっくり返り、それがまたひっくり返るなど、
二転三転する出来事が起きやすくなっています。
予定はあくまでも予定であって、決定ではなく、
さらに決定されたことさえも、白紙に戻る可能性がある年です。

それらは土星が与える課題であり、試練そのものといえるでしょう。
冒険心や行動が制限されることもあります。
でも、そんな中で本物は磨かれ、残ります。

あなたの中にも大切なものが出来、残る、そんな2015年であるよう願っています。