- 2017年6月26日
- vol.34「お肌と髪が語ること」加賀宮萌
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プロの占星術家は、面談鑑定をするとき、
ホロスコープ以外のところから補足情報を得ることも
多いのではないでしょうか。
それは、クライアントの声、表情、しぐさ、服装など、
いわゆる「非言語」の部分。
私はとくにクライアントの「肌」と「髪」に注目することが多いです。「肌質」「髪質」はホルモンやストレスの影響が出やすいところ。
ときにすりガラスのように心とカラダの現状を
透け通すことがあります。また、髪は手をかければかけるほど美しく整いやすいですが、
肌の方はあれこれケアし過ぎると、
かえってセンシティブになることも。
美容マニアよりも「水で洗うだけ」という方のほうが、
肌つやがよかったりすること、ありますよね。こんな風に、生活習慣やご自身への関心度を
そこに垣間見ることがあります。また、皮膚の厚みにも注目。
人相学的に皮膚が厚い方は情に厚い、なんて言われますが、
たしかに感情に奥行きがある方が多いかもしれません。
皮膚というガードが厚いのは、意外と神経が細やかで、
自分を守る傾向があるから?
他人に言われたマイナスのことを
クヨクヨと引きずりやすい面があります。皮膚が薄い方は、外的刺激との壁が薄いと考えれば、
周りの変化に非常に敏感と考えられます。
でも、敏感だからこそ「自分は自分」と分けて考える癖がついていて、
芯は強いようです。
顔色が反映されやすいので、「正直な人」の印象も。
判断のひとつとして、目じりのシワ。
笑ったときにドレープのように
大小たくさんのシワが寄る方は薄肌が多いかも。握手して手の質感から、肌質および心の傾向をみることもありますが、
面白いことに手と顔の肌質は異なることもあるのです。
手を使って働いている方は当然皮膚が固くなるし、
顔は薄肌なのに手だけ“お母さん”のような
温かい肉厚の手を持つ女性もいらっしゃいます。
セラピストタイプですね。しかしながら、占術家はやはりホロスコープと
クライアントのお話から占うことが基本。
「非言語」の情報はあくまで予測の補足で、
それに頼ってはいけないとも思います。日差しも強くなってきました。
肌と髪の鉄壁のUVブロックは、
基本であり最も有効なケアです。先日「日傘をさすひとはだいたいおブス」という
強烈なSNS投稿が話題になりましたが、
私は「何とでも言って」と構わずに「ノー日傘、ノー外出」。当たり前ですが、人混みでは閉じるなど、
マナーを守らないといけませんね。
留意しつつ、夏を乗り越えます。