- 2019年7月29日
- vol.59「食における陰陽とそのバランス」ジョアンナ・リリス
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いよいよ夏本番ですね!
イベントの多い楽しいシーズンですが、
猛暑の影響で体調はバテ気味。
そこで今回は夏を元気に乗りきれるよう、
食養についてお話しますね。皆さんは日頃から栄養のバランスを考えて
食事をされていることと思いますが、
食物の陰陽について考えたことはありますか?
自然界では体を冷やし緩めるものを陰、
身体を温め締めるものを陽。
人間の体はできるだけ中庸に保つことが良いとされています。
体調が良くない時は、特に天然の魚や有機野菜がおススメです。
自然界における陰陽は一般的なものと少し異なり、
空に向かって伸びる野菜やキノコ類、
夏に採れる野菜やフルーツ、
香辛料、牛乳、オリーブオイル、白米などは陰性。
動物性食品と地中で育つ根菜類、干した野菜、
秋や冬に採れる野菜やフルーツ、
お味噌、梅干し、ごま油、なたね油などは陽性。
中庸は小麦粉、玄米、海藻類、小豆、黒ゴマなどです。肉や魚はエネルギー源としては優秀ですが、
血液を濃くしすぎる作用があるため、
食物繊維の多い夏野菜などで中和して、
体が酸性に傾くのを防ぎましょう。普段はなるべく中庸のものをメインに摂り、
残りをバランスよく食べれば
少しずつ体調が整えられると思います。しかし、夏はどうしても冷房や冷たいもので
体調を崩しがちになるので、
日頃からお味噌や梅干しなどを多くとり、
芯から冷えるのを避けましょう。また夏野菜などは必ず火を入れるようにすれば、
陰の食材も中庸に近づくのでおススメです。
身体のバランスを整えると血流が良くなり、
血液が浄化されますので、
このコラムを参考にいろいろ試してみてくださいね。