- 2021年1月31日
- vol.77「節分」モナ・カサンドラ
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2021年を迎え、この原稿を書いている今は節分が近くなっています。
節分は読んで字の如く、まさに節目、切り替わりの時。
占星学で節目といえば、
春分、夏至、秋分、冬至からなる四季図がポピュラーですが、
東洋の占いでは節分が重要です。
季節の移り変わりを知る二十四節気の立春の前日が節分で、
ここから一年が始まります。占星術では普段、使わない節分ですが
今年はいつもの年より気になります。
なぜか? と考えてみれば、
それは現在、木星と土星が水瓶座を運行していることと、
無関係ではないように思われます。節分は太陽が水瓶座にある中で迎えます。
二十四節気は太陽の黄道上の位置で決まり、立春は黄経315度。
もともとは太陰太陽暦(旧暦)で季節を表すために用いられていて、
今でも天気予報などでは、よく出てくる季節の指標です。
もっとも今の暦は太陽暦なので季節としての体感は違ってしまいます。
そのため天気予報ではよく、
「暦の上では~」という言葉とともに語られたりしています。
我が家では節分は豆まきをしたり、鰯を焼いたりして過ごしています。
少し前から恵方巻も食卓にのぼるようになりました。
あなたの家ではどうでしょう?
柊に鰯の頭をさして飾ったりするでしょうか?
節分というのはもともと節変わりをさした言葉なので、立春だけでなく、
立夏、立秋、立冬の前日も、もともとは節分と呼ばれていたそうです。
ですが、今は節分といえば2月。
立春が他の節変わりと大きく違うのは、この日が一年の始まりのため。
占星学でも春分図は四季図の中でも別格ですから、
洋の東西を問わず一年の始まりは大切ということでしょう。
そこで、東洋と西洋の一年の始まりの図を作ってみることにしました。
1枚はおなじみの春分図、もう一枚は節分にちなみ立春のホロスコープ。
立春図です。太陽、木星、土星と一緒に水星、金星も水瓶座に入り、にぎわいを見せています。
トリガーを引く月は、蠍座にあり、
太陽とぴったりスクエアですから緊張感のある年明けです。
火星、天王星は牡牛座を運行中ですからT字に近く、課題が多めのよう。
星は北側に多く、やがて西側に多い春分図へと移り変わっていきます。
もしこれを立春図と呼んでいいのなら、
有効期間は次の二十四節気、雨水かしら?? などと思いつつ。
これは頭の中の独り言。節目、切り替わりを肌で感じる時があるのですが、今は特に感じます。
占星術ですと心が変わり、事象になる感じですが、
気学などを見ていると事象が起こって、心が変わる感覚があります。
もちろん体感です。にわとりが先でも卵が先でも、あるものはそこにあり。
どっちが先だろうと答えが出ないことを、ふと考え・・・。
辞書なら卵が先って。。。
なんだか頭がばらけてしまいました。皆様、御身体に気をつけてお過ごしください。
雪の降りそうな日に。モナ・カサンドラ
*ホロスコープ時空
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