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2021年2月28日
vol.78「占星術の研究、今昔」朝風かおる

コロナ禍の影響でZoom利用が増えたためか、
占星術ファンの間ではオンライン講義や鑑定の利用が
増えているようですね。
最近だとClubhouseを利用した座談会も開催されているようです。
オンラインの講義は、何と言っても
自宅にいながら世界の知識と繋がれるところが魅力。
時差の考慮が必要ですが、やろうと思えば
海外の占星術家のお話が聞けたりして、
自宅が最高の教室になります。

占星術の世界を勉強し始めて数十年ですが、
「一生初心者」を掲げているワタクシなので、
「占星術のオンライン講義」のお知らせを見るとつい、
時間が合えば受講したいな……などと詳細を見に行ってしまいます。
最近は都合がつかなくて、受けられないことが多いのですけど(涙)。

そんなオンライン講義ですが、昨今の案内を見ていると
伝統占星術系の講義が多いように見受けられます。
具体的にはホラリーやディグニティなどでしょうか。
伝統占星術への回帰は世界の潮流とのことなので、
やはり……と思うところではあります。
伝統占星術はホラリーや医療占星術を含む分野で、
個人的に興味がある分野ですし、さわりを勉強しただけでも
現代占星術への見識を深めてくれるとも思っています。
今後機会があれば受講したいと思うところ。

古典の占星術に興味が向かう人がいる一方で、
現代の知識や他方の占術との融合を試みる動きも
非常に興味深いです。
先日耳に飛び込んできたのが、パーソナルカラーと占星術の試み。
パーソナルカラーは肌や髪、瞳の色などを基に、
その人に似合うカラーを診断しますが、
占星術ではアセンダントからその人の骨格や雰囲気を予測し、
似合うカラーを診断します。
このふたつの理論の違いや共通点について言及している方がいらして、
素敵だなと思いました。
今後この研究について、ご縁があれば参加してみたいと思っています。

また、ハーブと占星術の対応についての研究も活発です。
ハーブと占星術の対応は伝統占星術の範疇でしたが、
時代の流れに沿ってヨーロッパ以外のハーブも
医療やアロマの現場に取り入れられ、研究されています。
そのためか、占星術の対応についての研究が進んでいるようで、
こちらも非常に興味深い。

占星術の勉強は深く広く、
一生かけても全てを知り尽くせないと言われます。
実際、ここに少し挙げただけでも興味のある分野は多く、
網羅することは難しい。
でも興味は尽きません。
古典への回帰と現代知識との融合、
両面に伸びていく占星術の今後が楽しみです。