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2021年9月5日
vol.84「ご縁と占星術」朝風かおる

こんにちは、朝風かおるです。
今回は人と人との出会うきっかけを指す「ご縁」について、
占星術から考察してみたいと思います。

「ご縁」と聞くと仏教的な響きがありますよね。
結婚に至る相手だと「運命の人」とか「赤い糸」と呼んだりもしますが、
基本的には友達やビジネスパートナーなどとの出会いもご縁の一種です。
またご縁の種類も様々で、
出会った瞬間から相手に対して何かを感じる「ビビビ型」、
仲良くなってから実は共通の知り合いが多かったと知る「世間は狭い」型、
ご近所でも知り合いでもないのに色々なところで何度も会う「磁石型」など、
バラエティも豊かです。

そんなご縁、占星術的に解釈するとしたら、
「星と星の共鳴」ではないかと個人的には考えています。
私たちは普段、10惑星が象徴する能力を
所属する星座の表現力で発揮します。
その自分の中の星が、対象とする相手の星と共鳴して違和感を抱く。
そんな現象なのではないかと思っています。
特に個人天体(太陽、月、水星、金星、火星)が共鳴を起こすと
自覚しやすいようです。

少し前ですがこんなことがありました。
ふとしたキッカケで、初対面の男性と話す機会がありました。
コロナ禍のご時世で、それまで全く知り合いでない人と話す機会があるだけでも
ご縁があったというべきですが、その後もお会いする機会があり、
奥様も紹介されるほどのお付き合いに発展。
その後ホロスコープを見せていただいたところ、
男性は牡羊座生まれで月星座が射手座。
私のホロスコープと照らし合わせてみたところ、
私の太陽と男性の土星がコンジャンクション、水星同士がオポジションでした。
後に奥様が教えてくださったのですが、
この男性は私に「何か」を感じてくれたとのこと。
それがきっとご縁なのですね。

ちなみにこの男性、奥様ともご縁があり、いわゆる「運命の人」同士でした。
おふたりは典型的な火のカップルだったのですが、それだけでなく、
月の星座はオポジション、他の星たちもアスペクトを形成していて、
全体で三角(グランドトライン)に近い形。
このご夫婦は会うべくして出会ったのだと思う星の配置で、
おふたりが作り出す快いリズムが、ホロスコープを通して見えるようです。

更にこの男性、会社の社長をされているそうで、
彼の下で働く従業員さんともお話しさせていただきました。
これがまた興味深くて、
新入社員というある方は太陽が射手座、月が牡牛座の生まれ。
他の方にもお話を伺ったのですが、
性格の主要部分を司る太陽か月が、火の星座生まれだったのです。
この会社では社長である男性が面談をして、
入れる人材を判断しているとのこと。
社長の感じる「ご縁」、
また求人への応募者が無意識に惹かれてくる「ご縁」が、
ホロスコープで証明された形でした。

なかなか奥が深いご縁の正体。
いわゆる「前世」とは関係あるのかなど、
今後も研究してみたいと思っています。