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2022年3月3日
vol.90「手相と観相」ジョアンナ・リリス

私が1番最初に占いに関心を持ったのは、占い好きな母の影響でした。
母も祖母も銀座の骨相や易断に何か心配事がある時に通っていたそうです。

それとは別に、母は独学で手相と観相を勉強していて、いつも
「あなたはここの線が離れているから大胆なことをしたりするわね…」とか
観相に関しても
「眉毛は愛情運を見るところだから
薄くしすぎたり短く整えすぎないほうがいいわよ」など
いろいろアドバイスをしてくれました。

人間の顔と言えば、1番目につく場所ですし、
一目見ただけで相手の性格がわかるということは子供心にとても新鮮で、
私も夢中になりました。

そして中学生になってからはタロットの魅力に目覚めるのですが、
今になっても1番に覚えた手相や観相の楽しさは忘れられません。
独学ですが、様々な本を読んだり研究をしたりしています。

それというのも、生まれ持った宿命は変えることはできませんが、
手相や観相に関しては、
心がけ次第で大きく運勢を良い方向に動かすことができるからです。

例えば、私の結婚線は今現在のパートナーと逢うまでは枝分かれがひどくて、
「これは何回も離婚するのかな…。」と正直かなり不安に思っていました。
ところが、結婚が決まった頃から余分な線が消えていき、
綺麗な1本の線へと変化したのです。

線が増えることはあっても、
あんなにくっきりした線が消えることがあるなんて!
とかなり驚きました。

それはきっと、私がこの人と一生を共にしようという強く決心したことと、
2人の縁の深さやいろいろなものが複合した結果なのでしょう。

改めて手相のすごさを実感した出来事でした。

観相に関しても、
生まれ持った顔の造形を変えるには整形しかありませんが、
そんなことをせずとも、
表情や雰囲気は努力でいくらでも変えられるのです。

前に興味があり調べたデータで、
凶悪犯罪者のモンタージュ写真をトレースすると、
びっくりするくらい共通する部分が多いということを知りました。
これはやはり、彼らのよこしまな心が表情に現れ、
目つきやしわの寄り方、肉付きなどが似通ってしまった、
と言う結果を如実に表している気がしてなりません。

顔つきは心を映す鏡ですから、
常に優しい表情を心がけ微笑みを絶やさなければ、
自ずと周りを和ませるような
素敵な笑顔ができるようになっていくでしょう。

さらに自然体でいつもにこやかでいられるようになれば、
周りからも信頼され、
今よりさらに輝ける人生が送れるようになる気がします。

私自身、不満などがついつい顔に出たりしてしまいますが、
辛い時でもしかめ面をしたりしないで明るい表情でいられるよう
頑張りたいなと思っています。